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昨年度、ビデオと写真集が一緒になった作品”DEVELOPMENT”の写真集を手掛けたCOWPERこと熊谷龍輝がICICLE FIRST ZINE “mathematics”を完成させた。
このZINEの写真には一つひとつに意味があり、DEVEROPMENTが完成した直後から現在までのストーリーを写し出している。”mathematics”数学的という意味だ。
作品として試写会や個展、DVDやZINEなどを間近にすると、感覚や感情、つまりFeelingで見る人が多い。しかし、撮り手、滑り手には感覚的な部分だけでなく、どんな時においても頭の中で計算し、頭を使わなければならない状況にぶつかる。
そのような状況を楽しみながら作品を作り上げたということがタイトルの由来である。そして作品のActとして協力していただいたスケーターは作品の本質の理解者である。
この作品は撮りてと滑り手のスケートボードへのこだわりが詰まった作品となっている。中身はZINEを買ってみてのお楽しみ。
ICICLE FIRST ZINE
“mathematics”
Cover: Sam Narvaez, noseslide p- Diego Sarmento
Featuring:
Brad Cromer interview
Concrete Jungle Foundation - Morocco
Beltway video article
Jiro Platt interview
Skating is like... being a tour guide
T. Eric Monroe photographer interview
Graeme Turner, pop shuv tailgrab at Muni by Keith DeBottis for the cover for issue #71
Stacked issue featuring an interview with legendary photographer Glen E. Friedman, trips to Mexico City and a Euro Barge, interviews with Josue Dosouto and Mason Padilla, saying goodbye to the Cherrybrook DIY, a Toronto scene check, Snack Skateboards in the midwest, Cooper Qua gives the backstory on some photos, and so much more.
毎年、春(初夏)と秋(晩秋)を目安に5月と11月にリリースしてきたSb。今回は、この21年史で2度目の越年交渉もとい、年越し発売となりました。新年1月に発売するというのは、いわば師走のドタバタな時期に校了作業をしているということで、こちらは年末モードやらイルミネーションやらとは縁遠い感じです。Vol.13のときの越年リリースは、まさに年をまたぐとき、NYCのタイムズスクエアでハグしてたり、高野山に初詣して手を合わせてたり、iPhoneでせっせとニューイヤーポストをしてたり、そういうときに最後の原稿を書いていたのを思い出します。今回はその前に編集ページのすべては印刷所へと吸い込まれていって、年明けのタイミングでイカすアイキのカバーフォトをポストすることができました。しかもいたってシンプル、素材の力で勝負というカバーです。撮った遠藤義明とメイクしたアイキの素材の実力と美しさのみ。いわば、水洗いもしていない最高級のみずみずしい自然薯にそのままかぶりつくようなカバー。これぞ天然ストリート野郎Aチームです。ということで、通算40号目のSbのヘッドラインは『千葉探訪』。東京のすぐ隣、千葉のバージンシポットと、有名なアイコンスポットの掛け合わせでスケートグラビアを構成。被写体は新旧織り交ぜたスケーターたち多種多様な顔ぶれ。千葉探訪といいながら、『るるぶ』や『ぴあ』には遠く遠く及ばない観光ガイドは皆無で不親切特集。千葉のスポットとスケーターの攻略具合を楽しめる1冊。
川の本シリーズ4号目は「◯」。
一枚の板に4つの◯。◯い地球の上でガーガー乗っている。笑ってスケートボード出来る世とはどんなに幸せであることか。全てが◯く収まるとは限らない。それでも転がり続けてゆく。時に×をも◯にしてしまう。
今号も、津々浦々で捉えたスケーターたちの姿が詰まった本です。
● 出演スケーター
Shin Sanbongi, Kiki Kakitani, Hoshito Tamura, Shogo Zama, MARU, Shintaro Hongo, DESHI, Shogo Teranishi and more
● アーティスト 特集
「渡辺隆之 / Takayuki Watanabe」
● 連載
・グラビア「渦」・ESOW・MANWHO・「スケートマソン」・DESHI
and more
12 year anniversary photo issue
128 pages, 8.5” x 11” color issue with photos from
Anthony Acosta, Wes Adamski, Toby Angel, Liam Annis, Ricky Aponte, Zach Baker, Jonathan Becker, Sean Bendon, Bradford Bishop, Justin Bohl, RJ Cabrejas, Esteban Campos, Liam Cassidy, Mike Chinner, Ben Colen, Devon Connell, Matt Conrod, Keith DeBottis, Chase Doerflinger, Eric Eckert, Andy Enos, Los Estrada, Matthew Fabiano, John Finucane, Matt Foiles, Jonathan Gomez, Geoff Graham, Chris Gurinsky, David Gutierrez, Noah Halpern-McManus, CJ Harker, Zach Harrington, Kohei Hayashi, Mike Heikkila, Noah Hunt, Evan Hutchings,Nathan Hutsenpiller, Matt Iovanone, Christian Jarvis, Bart Jones, Anna Joslin, Austin Kanfoush, Josh Katz, Dharam Khalsa, Tyler Kufs, Ivan Lagos, Dakota Lofton, Aidan Lynch, Joe Madrigal, Andrew Manion, Eric Manrique, Nahuel Martinez, Cameron McEachin, Max McVay, Sean Meighan, Joel Meinholz, Ernesto Mejias, Ryan Mettz, Zach Moeller, Mugsy Munoz, Rob Murphy, Andrew Murrell, Elias Parise, Zach Parks, Jamie Perkins, Bill Pierce, Keith Purvis, Zach Sayles, Leo Scribner, David Serrano, John Shanahan, Noah Smith, Lucky St. Angelo, Daniel Stelly, Daniel Storey, Josh Swett, Philip Taylor, Marcus Waldron, Noah Wasem, Brian Weglicki, Terry Xie, Masahiro Yoshimoto. Art by Will Laren, Paul Tucci, Casey Jones, Check, Mac Kelly.
今回は4人のフォトグラファーと彼らの被写体であるスケーターたちによるスケート的美意識。石川純平と春田健二は過去にSbのヘッドライナーをソロでメイクしている。荒川晋作はずっと前から顔見知りだし仕事も一緒にしてシンクロしている。当然、これまでにSbのヘッドライナーのことも頭によぎった。しかし、彼自身のメディア・川マガジンに素晴らしい(彼らしい)写真を凝縮しているから、なかなかタイミングが合わないまま、ここまで来てしまった。もうひとりは林航平。彼はSb初登場。現在のストリートスケートの最前線でノリにノッてる(撮りに撮ってる)フォトグラファーだ。彼の被写体たちも全身全霊スケートスタイルの塊で、勢いと美学が高純度なところで融解している。この4人はスケートメディアがあまりにも少なかった世代のフォトグラファーではない。物心とスケートデッキが板についたときには、WHEELもSbもあった世代で、審美眼や自己採点が鬼タイトな連中。だからこそ、スケート的美意識というテーマで、自らの首を絞めつけて撮影に挑むことができた。色がいいとか。構図がいいとか。そういうことだけじゃない。とにもかくにもストリートスケートの撮影は、簡単じゃないことだと改めて思えた。そして、かっこいいと確信できた。そんな1冊。それで、今回は4人のフォトグラファーによるスケート的美意識イシューをフックにして、本の街でスケボー横丁の神保町にあるPAGER TOKYOにてポップアップ・エキシビジョンを開催。期間は書店発売前夜の5月21日から6月5日まで。4人のフォトグラファーがそれぞれ選んだ4枚の写真を展示・販売。Sbの最新刊のスケート的美意識高いグラビアにグッと来たらグッと寄ってパッと買える、カジュアルなエキシビジョン。なおかつそれぞれ美意識やスタイルやバックボーンも違う4人なだけに、エキシビジョンマッチな感じに。それがまた楽しい。
Named the "Most Influential Skateboarder of All Time" by Transworld Skateboarding, Mark Gonzales aka The Gonz is one of the most recognizable names in skateboarding, art, and street style. Born in California in 1968, Gonzales entered the skateboarding world at age 13, and by 16, was featured on the cover of Thrasher magazine. Widely revered since then as the inventor of street skating, Gonzales has remained one of the most prolific innovators in both skateboarding and contemporary art.Part skate photography, part intimate portrait, this is a bold collection of work straight from the mind of the artist, as seen through Sem Rubio's iconic photography. After working together for over a decade, Rubio and Gonzales have created an impressive archive that became the seed for this stunning monograph.Hailed for a sense of fearlessness and creativity, Gonzales has always had a way of changing the game, whether through his inventive skateboarding or his creative art and writing. His long-standing collaborations with brands including Adidas, Supreme, Thrasher, RETROSUPERFUTURE, JanSport, and Études, gathered together for the first time in this volume, showcase a rebellious vision that has cemented his place in both skateboard and pop culture history.This indispensable volume gathers new, personal insights into legendary tricks and collaborations. It is a verbal and visual testimony of his many worlds. Specially-commissioned interviews with Spike Jonze, Hiroshi Fujiwara, KAWS, Ed Templeton, Tommy Guerrero, Tony Hawk, Blondey McCoy, Gus Van Sant and more are peppered throughout the book, making this a truly kaleidoscopic portrait of the ever-evolving, revolutionary artist.
Mark Gonzales, also known as "The Gonz", is an American professional skateboarder and artist. He is known as a pioneer of modern street skateboarding and was named the "Most Influential Skateboarder of All Time" by Transworld Skateboarding magazine. Sem Rubio cut his teeth as an artist by becoming one of the world's foremost skateboard photographers. He is based in Blanes, Catalunya. Hiroshi Fujiwara is a Japanese musician, producer, and designer. Tom Sachs is an American contemporary artist. Gus Van Sant is an award-winning American filmmaker.
Featuring Alexis Sablone, Sylvain Tognelli, Jake Johnson, Sage Elsesser, Harry Lintell and Ibu Sanyang. Shot on location in Paris, France. Photography by Matt Price. Art direction by Andrew McCarthy. Every issue comes in a sealed blue poly bag.
8.5 x 11 in. 60 pages
Featuring the life and times of Fred Gall from 2008-2012 as shot by Matt Price. Every issue comes in a sealed yellow poly bag.
Featuring Nick Boserio, Dane Brady, Nick Rios and Emile Laurent. Photography by Matt Price. Every issue comes in a sealed red poly bag.
Annual Photo Issue celebrating 10 years of being a free, independent skate magazine.
68 pages, 8" x 11", perfect bound.
HEADLINERの第10弾は、同じ釜のメシを食べたフォトグラファーの2人。ヨーロッパを代表するスケートマガジンのひとつ『KING PIN』誌で、スタッフフォトグラファーとして働いていたベンジャミンとドミニク。ベンジャミンはパリジャンで、パリを拠点に活動し、ドミニクはロンドナーでロンドンを拠点に活動している。そして、2人ともフィルムでのアナログプリントをこよなく愛している。ドミニクは、スカバンド、スペシャルズなどが所属するツートーンレコードな感じで、モノクロームで全編を仕上げている。そのためレイアウトも白ベースのモノクロ写真レイアウトではなく、あえて、黒ベースのレイアウトにしてみた。ベンジャミンは、彼が注目するパリジャンスケーターの中から、7人の今をフューチャー。一癖も二癖もあるスケーターという人種に、さらに強い個性を注入したような7人の今をぜひ。ということで、今回もヘッドラインは濃い感じでまとまってます。Sbは書店、プロショップにてご購入できます。
HEADLINERの第11弾は、202×年ということでオリンピック開催直前号の予定だった。といっても、Sbはオリンピックから縁遠いページが並んでいる。もとから、その影で自身のスケートをひたすらするだけのスケーターの写真たちをかき集めているSbだから、通常営業、いつも通りということなのだけど。それでも、Sbで、スケートしてる写真とスケートじゃないけどスケートな写真をピックアップして続けてきた。そういう中で、「あっ、スケートだなあ」と感じた、自分なりの瞬間をあえて書き残しておくことにした。そういうページが、今回のSbには散らばっている。そして、ついに登場のJOJI SHIMAMOTO。ヘッドライナーらしく、国内外の公権とスケーターのスケッチーな遭遇を写真にとらえている。さらに、香港の群集による大規模なデモに新型コロナウイルス。2019年から2020年のたった今も起きている深刻な出来事。続けさまにやってくるトンデモなことに対するスケーターの目線、スケーターだからこそのオピニオンを記事にしている。この困難を克服したいつかの日。その先の未来に、また何かトンデモなことがあったとき。そんなときに、未来のスケーターが参考にできるかもしれない。そういう1冊になったらと思った。Sbは書店、プロショップにてご購入できます。書店発売は5月29日より。
HEADLINERの第8弾は沖縄出身でアジア全域から世界をまたにかけるフォトグラファー春田健二。ひたすらスケートに魅せられ、カメラを手にした10数年前の初期衝動から色褪せることのないエナジーのままスケートボードを撮り続けている彼。それはまさにヘッドライナーに相応しい走り方(プッシュ)。写真のクオリティはどんどん上がっていきながら、カメラをかまえるその場所はずっと道端の最前線というのが、スケートフォトグラファーのすばらしいところ。大先生になっても地べたを這うのは、トリックをメイクしてくれるスケーターも同じ。常にコンクリートやアスファルトのニオイに一番近いところを転がり吸い上げたものが、世界へと発信する力は、ふつうじゃない力が宿っている。スケートボード写真とスケートボードそのものの素敵さを、春田健二はよくわかっていて、そしてよく写し出している。彼の今までのストリート写真をアーカイブした、この号を持っていたら、いつか彼が写真集を出したときに、その答え合わせができるという1冊。そんな楽しみもあるので、ぜひ。
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